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家づくりでヒートショック対策!高齢者も安心できる快適な住まいとは?

  • ブログ家づくりコラム

マイホームを建てることは、人生における大きな決断の一つです。
快適な住まいとは、単に見た目が美しいだけでなく、住む人にとって安全で過ごしやすい環境であることが重要です。
特に、高齢者がいる家庭では、ヒートショック対策をしっかりと行うことが、家族の健康を守る上で欠かせません。

この記事では、ヒートショック対策を考慮した家づくりの重要性と、具体的な対策方法を解説することで、家族全員が安心して快適に過ごせる住まいを実現するための情報を提供します。

□ヒートショックとは?

ヒートショックとは、温度差による急激な血圧変化が原因で起こる健康被害です。
暖かい部屋から寒い場所に移動した時、またはその逆の場合に、心臓や血管に大きな負担がかかり、最悪の場合、命に関わることもあります。

1:ヒートショックが起こるメカニズム

暖かい部屋から寒い浴室に移動すると、体は急激な温度変化に対応するため、血管を収縮させて血液の量を減らし、熱を外に逃がさないようにします。
この時、血管が細くなることで血圧は上昇します。

しかし、その後熱いお湯に浸かると、今度は血管が拡張し、血圧が急激に低下します。

このような血圧の急激な変化に体が耐えられなくなり、心臓に大きな負担がかかってヒートショックが起こってしまうのです。

2:ヒートショックを起こしやすい人

ヒートショックは、高齢者や高血圧、糖尿病、不整脈などの持病を持つ人に多く見られます。
特に75歳以上の人は、入浴中にふらつき、意識を失って転倒し、そのまま溺死してしまうケースもあるため注意が必要です。

3:ヒートショックが起こりやすい場所

ヒートショックが起こりやすい場所は、トイレ、洗面所、浴室や脱衣室、玄関や廊下など、家の北側や陽の当たらない場所に位置し、冬場に特に冷え込みやすい場所です。
リビングは暖房で暖まっているのに、他の部屋が冷え切っているような家は、ヒートショックのリスクが高いと言えるでしょう。

□家づくりでできるヒートショック対策

ヒートショック対策には、家づくりの段階からしっかりと対策を講じる必要があります。
ここでは、安心安全な住まいを実現するための具体的な対策方法をご紹介します。

*高気密・高断熱住宅

高気密・高断熱住宅は、家の外気の影響を受けにくく、室温を安定させる効果があります。
そのため、部屋間の温度差が少なくなり、ヒートショックのリスクを軽減できます。

また、暖房効率が向上するため、エネルギー消費量を抑え、ランニングコストの削減にもつながります。

*浴室暖房乾燥機の設置

浴室暖房乾燥機は、浴室全体を暖めるだけでなく、乾燥機能も備えているため、冬場の寒さ対策に非常に有効です。
浴室の温度を快適に保つことで、ヒートショックのリスクを大幅に減らせます。

さらに、浴室乾燥機能は、雨の日や冬場に洗濯物を乾かすのにも役立ちます。

*窓の断熱性向上

窓は家の外気の影響を受けやすい部分です。
高断熱窓や複層ガラスを採用することで、窓からの熱の逃げを防ぎ、室温を安定させられます。
窓の断熱性能を向上させることで、暖房効率が向上し、光熱費の削減にもつながります。

□まとめ

ヒートショックは、高齢者や持病を持つ人にとって深刻な健康被害をもたらす可能性があります。
家族の健康を守るためにも、家づくりの段階からヒートショック対策をしっかりと行うことが重要です。
高気密・高断熱住宅や浴室暖房乾燥機、高断熱窓などの対策を検討することで、家族全員が安心して快適に過ごせる住まいを実現できます。

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